2004年に韓国でデビューし世界中で大人気となったK-POPブームの先駆者・東方神起。
5人組としてデビューした東方神起ですが、現在のメンバーはユノとチャンミンの２人だけです。
現在はアイドルユニット JYJとして活動しているジェジュン、ジュンス、ユチョンの３人が東方神起を脱退することになったその理由についてや分裂の黒幕、現在の関係性についてなど調べてみました。
世界中から愛される大人気グループだった東方神起を脱退するほどの理由とはいったい何だったのでしょうか。
東方神起メンバーの脱退理由は４つ！
ジェジュン、ジュンス、ユチョンの３人が東方神起を脱退した原因は主に４つあるようです。
脱退理由①JYJの化粧品事業進出
一つ目はJYJメンバーによる化粧品事業への進出です。
所属していたSMエンターテイメントから支払われる給料に不満を持っていた３人は事務所の承諾を得ずにCreBeauという会社に投資し、化粧品事業に進出をしました。
その後事務所から『金銭投資のみ・東方神起の肖像権は使用不可・役職には就かない』ことを条件に許可を得ますが、結局この条件を無視してしまった３人。
さらに化粧品事業についてユノとチャンミンの二人には事前に相談をしていなかったことから、メンバー内の関係も悪化したようです。
こうして“契約違反”となった３人ですが、その契約も脱退の要因となったようです。
脱退理由②SM事務所による奴隷契約
現JYJメンバーを含む東方神起の５人韓国の大手芸能事務所SMエンターテイメントに所属していました。
このSMエンターテイメントと東方神起の間で交わされていた契約が“奴隷契約”と呼ばれるほど厳しいものだったというのです。
デビュー後すぐに世界的に大人気アイドルとなった東方神起ですが、彼らに支払われていた給料は５年間の契約で一人当たり日本円でおよそ１億４千万円でした。
大人気アイドルとして毎日休みなくスケジュールをこなし、世界各国を飛び回っても年収3000万程度では不満を感じるのも当然ですよね。
結果としてJYJが事務所を相手に専属契約効力停止仮処分訴訟を起こすほどの騒動に発展しました。
脱退理由③JYJメンバーの家族による介入
2009年に化粧品事業に進出した3人。
当時まだ20代前半の3人がいきなり化粧品事業に進出するのはなんだか不自然に感じますよね。
どうやらその背後にはメンバーの家族が関わっていたようです。
というのもJYJメンバーの家族がこの化粧品会社の株を最初から所持していたというのです。
事務所やメンバーのユノ、チャンミンには相談することもなく始めた化粧品事業。
その株を初めから家族が所持していたとなれば事業を始めること自体も家族からの勧めがあったのでは？と考えるのが自然ですよね。
脱退理由④メンバー内の不仲
先ほどお伝えしたように、化粧品事業をユノとチャンミンには内緒で始めてしまった3人。
これだけ聞くと何か確執があったように感じてしまいますよね。
ですがメンバー内の関係性に関してはそれほど悪くはなかったようで、脱退に関して揉めている最中にもJYJの3人はユノとチャンミンに対して“一緒に行こう”と誘っていたそうです。
それでも事務所に残る選択をしたユノとチャンミン。
きっと“東方神起”という名前をファンのためにも守りたかったのではないでしょうか。
メンバーにとってもファンにとっても心を痛める結果となってしまったこの騒動。
一体その引き金を引いたのは誰だったのでしょうか。
東方神起メンバーが分裂した黒幕は誰？
化粧品会社の株をJYJメンバーの家族が所有していたことをお伝えしましたが、この脱退問題にはこの後もJYJメンバーの家族が関わってきます。
JYJの3人が化粧品事業を始め、世間から3人の脱退や東方神起の解散が噂され始めていた2009年6月25日にジュンスの父・ユチョンの母・ジェジュン様の姉の３人が彼らのファンサイトのオーナーたちを集めて集会を開きました。
625集会と呼ばれるこの集会にはJYJメンバーは参加しておらず、3人がこのことを知っていたかについては不明ですが、この集会でメンバーの家族から“当初はユノとチャンミンにも事務所を出る意思があった” “ユノとチャンミンにだけ個人仕事が与えられるなど事務所から優遇されている”と言ったユノとチャンミンが悪者であるかのような内容でした。
この集会には“お金のためにファンを捨てて事務所を出ようとしているのではないか”などのJYJメンバーに対する批判をユノとチャンミンを悪者にすることで和らげようとする意図があったようで、事実この集会のあとユノとチャンミンは“裏切者”などとバッシングを受けることとなりました。
この625集会がなければ5人の間の溝もここまで深くなることもなかったかもしれませんね。
こうして断絶状態となってしまった東方神起とJYJの5人。
脱退から数年が経ち、現在の関係性はどうなっているのでしょうか。
東方神起とJYJの現在の仲は？
現在でも多くのファンが5人の終結を願っている東方神起とJYJ。
表立った交流はあまりありませんが、ユノとジェジュンがともに兵役についていた2015年10月の行われた地上軍フェスティバルで再会を果たした際には会話を交わす二人の姿が目撃されるなど、メンバーの絆は続いているようです。
2023年10月現在まだ東方神起とJYJのメンバーの再集結は叶っていませんが、それぞれに活動は続けてくれています。
現在はそれぞれどのような活動をしているのでしょうか。
現在の東方神起のメンバーと活動内容
ジェジュン、ジュンス、ユチョンの3人が脱退したのち、2人で東方神起としての活動を続けてきたユノとチャンミン。
それぞれの兵役や2021年のコロナ禍にユノが起こした“自粛違反”による活動休止やチャンミンの結婚など色々なことがありましたが、2023年2月から日本で全国８都市16公演のアリーナツアーを行うなど現在も精力的に活動しています。
JYJとして独立したジェジュン、ジュンス、ユチョンの3人ですが、2019年にユチョンが起こした薬物使用事件によって現在はジェジュンとジュンスの二人だけが在籍。
ジェジュンは韓国だけでなく日本でもバラエティやドラマ、ラジオと幅広く活動を続け、2021年にはジェジュンの素顔に迫るドキュメンタリー映画も作成されました。
ジュンスは主にミュージカル俳優として韓国国内で活動しているため日本ではあまり姿を見ることはできませんが、2022年にはジェジュンとのデュエット曲『六等星』をリリースし、日本の音楽番組にもジェジュンとともに出演しました。
ユチョンは事件を受けて一度は芸能界を引退しましたが、翌2020年にタイで行ったファンミーティングを皮切りにYouTubeで公式チャンネルを開設したり日本でも2023年にはファンミーティングやコンサートを行い、ソロ歌手として活動しています。
まとめ
今回は「東方神起メンバーの脱退理由は4つ！分裂の黒幕は誰でJYJの現在の仲は？」についてご紹介しました。
2004年に5人組としてデビュー、世界的な人気が高まる一方で事務所との契約に不満を募らせた3人と東方神起を捨てることが出来なかった2人。
家族の介入などもあり、複雑にこじれてしまった結果として契約解消を巡る事務所との訴訟問題にまで発展。
それぞれにそれぞれのファンがバッシングし合うなどメンバーも心を痛める事態となってしまいました。
その後はそれぞれの兵役期間などを経て東方神起とJYJ、ソロ歌手として活動を続ける5人。
今も根強い人気を誇る彼らの今後の活動と5人の関係が以前のように戻る日は来るのか、これからも見守りたいと思います。